少し前は街が秋色に色付き、
夏の名残さえも感じさせていたのに、もう、冬まっしぐら。
鮮やかに彩っていた木々はどこへ行ってしまったのか。
余韻さえ残さず、漂う空気の匂いが冬の始まりを感じさせてくれる。
キミは秋を堪能できただろうか?
季節とともに変わる人の意識
いつもはアウトドア思考で、秋なんかは「食欲の秋だ」「スポーツの秋だ」なんてやたらと外に拠点をおいていたアクティブな人たちは、秋が過ぎるにつれ、その反動を受けるが如く興味関心がインドアへと向いていく。
ただ、肌で、見た目で季節の移ろいを感じたくなるような我々男子は、活動の仕方が今までの季節と少し異なる冬の楽しみ方を幅広く知っている人は少ないのでは無いだろうか。
冬の良さは雪山だけでは無い。
この時期はどう過ごすのが有意義なのかを考察したエントリー。
冬の朝は魅力に溢れている
世界でも稀な四季のある日本。
それぞれの時期に、それぞれの良さはもちろんあるが、「朝」にスポットを当てた時、「夏と冬」。
この二つの季節はご存知の通りあらゆる面で正反対な顔をしている。
ついこの間まで夏を体験していたので、ここでは割愛するが、夏の良さといえば青々とした緑、虫の鳴き声、エネルギーを感じる日の出の時間…など個々に挙がるものがあるだろう。
では冬は?
おそらく冬の朝は「寒い」とか「暗い」とか、ネガティブなイメージを持つ者が多いのでは無いだろうか?
確かにそうかもしれないが、例えば「寒い」ということは「空気が澄んでいる」ということである。
澄んだ空気は冷え切った朝、これから暖かくなる前、人や車が多く出てくる前にしか味わえない。
そんな空気を感じたことはあるだろうか?
試しにでもいい。
一度明け方の街に空気を感じに行ってみてほしい。
今までとはまた違う感覚を手に入れられるはずだ。
また、「暗い」と追うのは「時間が短く尊い」ということ。
とにかく時間が限られていて貴重な訳である。
霜に照らされる道路や植物に反射する光はとても美しいが、朝早くしか見ることができない。
日が高くなって暖かくなってしまったら溶けてしまってもう見ることはできないのだ。
ちょっとレアに感じるようになった冬の朝しか持たない時間。
少し視点をずらすだけでマイナスに感じていたことが個性的な存在になった。
何をするかより誰といるかが重要
アクティブな大人男子諸君にオススメしたいのは、気ままな冬の旅に出てみること。
冬であることを全身で感じられ、四季に感謝ができるような澄んだ空気に触れてみる旅だ。
鮮明にに移った景色や、旅先で出会う思いも寄らない出来事や澄み渡った空気は、きっと掛け替えのない思い出になるだろう。
もちろんひとり旅も悪く無いが、そんな時こそ普段ともにしているパートナーや仲間を連れ立って出かけてみよう。
感動は一人より多くの人と分かち合う方が、より大きなものになる。
朝だけでは無い。
旅に出てしまえば、計画よりも目の前にあるもので思いっきり楽しむだけでいい。
全力で冬を感じよう。
おわりに
冬の朝は凍てつく寒さと引き換えに、ボクらに大きな感動と多くの思い出を与えてくれるかもしれない。
澄み切った空気と美しく冴える光を胃m付けに、家に引きこもらず、いつもより気持ちの良い旅に出てみてはいかがだろうか?
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