今流行りの「間借り」とは
ここ数年で「間借りカレー」という言葉を多く耳にするようになった。
つまりは、営業時間外の飲食点をはじめとした店舗を借りて、他業態の店をオープンすることである。
今回は飲食業にスポットを当てていく。
チャンスがあれば0円開業も
まず、間借り最大の魅力は新規オープンするにあたってのランニングコストの低さだろう。
規模にもよるが、通常全て新品で、内装もイチからやるとすると約1000万円必要と言われている。
それに対して間借り営業で開店する場合、皿などの食器類、厨房機器を借りることができれば、
用意するものは釣り銭と、提供する料理に必要な食材だ。
契約内容は、懇意にしているお店があれば、敷金をはじめとした、いわゆる開業資金も限りなくゼロに近い状態でスタートできる。
間借り先の探し方〜用途別マッチングサイトの比較と特徴〜
自分にはそんなツテはない。
そんなことを思った人は多いのではないだろうか
結論から言うが、現代は誰でも間借り先を見つけ出すことができる。
マッチングサイトを使うのが一番手っ取り早いだろう。
現代は便利なもので、借りたい人と貸したい人をマッチングさせるサービスが増えてきている。
有名所は「軒先レストラン」「スペースマーケット」「よじげんスペース」などが挙げられる。
それぞれ得意分野があり、飲食店の間借りを検討している人ならば、「軒先レストラン」「よじげんスペース」がおすすめ。
前者は吉野家ホールディングス、軒先株式会社の共同事業。圧倒的な物件数が魅力的だ。
また、後者は2018年から始まったサービスなので、可能性に期待できる。さらに、融資サポートや開業資金10分の1など、より借り手が借りやすい仕組みづくりをしている点が魅力だ。
物販やセミナーなどを検討しているならば「スペースマーケット」がおすすめだ。
屋外、ビルのエントランス、物販用スペース…用途によって必要な場所は変わってくるが、こちらでは
バリエーションの富んだスペースを1時間単位から借りることができる。
未経験者の具体的な事例
こんな事例がある。
飲食業未経験者である21歳の美容師の女性が、店舗間借りの仲介業者を使い、カレー屋をオープンさせている。
【飲食未経験者が間借りでカレー屋オープンしてみた①】
飲食業未経験の21歳、美容師が
スペースマーケットで間借りして
カレー屋をオープンしてみた!?
売上詳細も大公開!
「いつか」の夢を「今すぐ」に。【オープン準備編】https://t.co/FNZ98X3ojF
— スペースマーケット (@spacemarketjp) 2018年11月15日
いつかやろうではなく、やってみたい思いをすぐに実現できる世の中になっている。
「2足のわらじ」「2毛作」「複業」こういう考え方の元、今までになかった新しい可能性が
溢れてきている。
個が活躍する時代はもう始まっている。
この機会にやってみたかったこと、今始めてみるのはどうだろうか。
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